METHODOLOGY
作問方針
Gorilla Drill の毎日ドリルが、どのような方針で作られているかを 保護者・指導者の皆様に説明するページです。単元順序の決め方、 3 難易度と 5 バリアントの設計、公開後の見直しの流れまでを、 運営視点でそのままお伝えします。
1. 出題範囲と学年配当
全 5 教科(算数・数学 / 国語・漢字 / 英語 / 理科 / 社会)は、 文部科学省が告示する「小学校学習指導要領(平成 29 年告示)」および「中学校学習指導要領(平成 29 年告示)」の学年配当と単元順序に準拠して作問しています。
教科ごとの学年配当は以下の一次資料を根拠にしています。
- 算数・数学: 各学年の数と計算、量と測定、 図形、変化と関係、データの活用の 5 領域の配当時期
- 国語・漢字: 文部科学省「学年別漢字配当表(別表)」 と、中学以降は文化庁「常用漢字表」を参照
- 英語: 小学 3〜4 年(外国語活動)と小学 5〜6 年 (教科としての外国語)の目標語彙・文構造の範囲
- 理科・社会: 小学 3 年からの導入時期と、 各単元の学年配当(例:植物の発芽 = 小 5、電流と磁界 = 中 2 など)
2. 単元順序と「学習日」の対応
各教科・各学年で 365 日分のドリルを提供していますが、これは 「4 月 1 日を学年開始(1 日目)」として、 その学年の年間指導計画の順序でドリルの単元を並べています。 学校の進度と自宅学習の順序がずれにくくなるよう、 一般的な検定教科書の配列を参考に順序を決めています。
「今日のドリル」機能は、この 1 日目 = 4 月 1 日の起点から 現在日を差し引いて「今日は N 日目」と決めるため、 進級直後は 1 日目からの単元、学年末に近づくほど後半の 発展的な単元が自然に出題されるようになっています。
3. 3 難易度の設計思想
各ドリルには「やさしい」「ふつう」「むずかしい」の 3 難易度を 用意しています。同じ単元でも、以下のように問題の質を変えています。
やさしい
概念を初めて習うお子様が「解けた」感覚を持てるレベル。 たとえば繰り上がりのある足し算では、和が 11〜13 程度で止まる問題を中心に、 数字も 1 桁 + 1 桁の組合わせに絞る。
ふつう
学校の授業で扱われる標準的なレベル。 検定教科書の練習問題と同等の難易度を想定しています。 多くのお子様は、学校の進度と歩調を合わせてこの難易度を使うと自然です。
むずかしい
標準を一通り理解したお子様の、応用・発展問題。 たとえば繰り上がり単元では、3 桁 + 2 桁や、繰り上がりが 2 回続く問題まで扱う。 「ふつう」で 8 割以上正解できるようになってから移行する使い方を想定しています。
難易度は数字の大きさや文字数だけでなく、 「求められる思考の段階数」で調整しています。 数字だけを大きくして「見た目むずかしい」に見せることは避けています。
4. 5 バリアントの意図
同じ単元・同じ学習日・同じ難易度でも、5 パターン(バリアント 1〜5)を 用意しています。数字や登場する言葉を変えて、 「同じ問題を暗記して解いた気になる」ことを避けるためです。
- 算数: 数字と単位を差し替えるが、 求められる考え方(式の立て方)は同一にする。
- 漢字: 同じ配当漢字のうち、出題語彙を変える。 読みだけの問題と、書きの問題を混ぜて配置する。
- 英語: 同じ文構造・同じ配当語彙で、 登場人物や場所を差し替える。
- 理科・社会: 同じ単元の中で、 問われる観点を「用語 → 現象 → 具体例」と変えていく。
5 バリアントを 5 日連続で使えば、月〜金の 1 週間で 同じ単元を反復学習しつつ、パターン依存に陥らずに済む設計です。
5. 出題形式の統一
各ドリル PDF は、以下のレイアウト原則で統一しています。
- A4 縦 1 枚に収まる問題数を上限とする(低学年は少なめ)
- 問題用と解答用の PDF を別出力にする
- 解答用には、単なる答えだけでなく、必要に応じて解法メモを含める
- フォントは印刷しやすい太さ・行間で統一する
- 低学年向けは、書き込みスペースを大きく取る
6. サンプル問題集との対応
本サイトのサンプル問題集に掲載している問題は、ドリル PDF で使用している問題データベースから 直接抽出したものです。デモ用に作り直したものではなく、 「実際に配信している問題そのもの」を単元別に閲覧できます。
対象学年 × 教科 のセルを開くと、その学年・教科で扱う単元と、 各単元 10〜20 問前後の実問題を解答つきで確認できます。 購入前・登録前に難易度を確認したい保護者向けの窓口です。
7. 誤り発見時の修正フロー
問題文・解答・解説に誤りをお気づきの際は、お問い合わせフォームから、教科・学年・日数・バリアント・該当箇所をお知らせください。 以下のフローで対応します。
- 受付: 3 営業日以内に受付通知を返信します。
- 調査: 参考にした一次資料と突き合わせ、事実誤認・計算誤り・単元配当誤りのいずれに該当するかを分類します。
- 問題データベース修正: 誤りが確認された場合は、該当バリアントを含む全バリアントを見直します。他の学年に波及する場合は連鎖して修正します。
- 反映: 修正後にリリースされた PDF から自動的に反映されます。ダウンロード済みの PDF には反映されない点にご注意ください。
- 報告: 修正完了時にご連絡します。緊急性のあるものは 5 営業日以内、それ以外は 2 週間以内を目安とします。
8. 生成 AI を使う場面と使わない場面
作問の中核となる問題データベース(学年別・単元別の問題本文と解答)は、 編集部が手作業で作成しています。生成 AI に問題本文を生成させて そのまま収録することはしていません。学習指導要領との整合、 学年配当との整合、日本語としての自然さを、 手作業でしか担保できないためです。
一方、ログイン後の会員向け機能である「Extra 問題生成」では、保護者の明示的な操作によって Claude API による問題生成を行います。これは 「もう少し類題が欲しい」というご要望に応えるための機能で、 公開ドリルとは別の追加コンテンツです。 月間の生成回数に上限を設けています。
本ページの出典・参考資料
- 小学校学習指導要領(平成 29 年告示)(文部科学省)
- 中学校学習指導要領(平成 29 年告示)(文部科学省)
- 学年別漢字配当表(別表)(文部科学省)
- 常用漢字表(平成 22 年内閣告示)(文化庁)
関連情報
本ページの最終更新: 2026-07-15